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昨日はお休み。プライベートでいつもお世話になっているシラスやさんに行ってきました。

お目当ては、シラス(チリメンジャコになるカタクチイワシの仔魚)に混ざるいわゆるチリモン(T.M.きしわだ自然資料館友の会)。
そんななかでも、主にウナギ目(もく)の魚類の赤ちゃん、レプトケパルス幼生を探しに行きました。
今の時期はアナゴの仲間のレプトがとれる時期で、昨日もいくつか捕れました。

マアナゴやクロアナゴなどのレプトは、「のれそれ」や「帯白魚(おびしらうお)」などの名前で流通しています。
珍味として食べられたことがあるかもしれません。

春先には大きなレプトが沿岸に突然現れます。
ウナギのレプトは、はるかグァム沖や沖縄沖まで出かけないと捕れませんが、アナゴやウツボの仲間、ウミヘビ(魚類)、ハモなどは岸近くでも見られます。

生きているときは、本当に透明で目しか見えません。
死ぬと白濁するので、だいぶわかりやすくなります。

今回はレプトと稚アナゴに変身(生物学用語では変態(メタモルフォーゼ)といいます。)している途中の「変態期」のものが捕れました。
レプトはある程度大きくなると、いわゆる大人の形に変態するのですが、そのときには劇的な変化が起こります。

まずは、大きさ。
普通は、成長するときにはだんだんと大きくなるものですが、変態に伴って一度長さが短くなります。
そして、幅が狭く(体高が低く)なります。

次に、肛門と背びれの位置。

レプト1
これはレプト期の写真ですが、背びれが始まる位置と肛門の位置はかなり後ろにあります。
これが、変態が始まるとぎゅーん!と前に動いていきます。

レプト2
こちらが変態期。だいぶアナゴっぽくなってます。
背びれと肛門の位置も前に出ているのが解ります。

こうして、親と同じ形になっていくのです。

この変化は、かなりのスピードですすみます。
以前アミウツボというウツボのレプトを飼育したときにあまりの変化に驚いたことがあります。
透明だった体が白く濁り始め、体表に模様が現れ、赤血球が作られることによって心臓が赤くなります。
それまでふらふらと浮かんでいたものが、底近くに沈むようになります。


いつか、そんな様子が観察できる展示が出来たら良いなぁと思っています。


和歌山市の目の前の海にも、こんなフシギなレプトが泳いでいます。

運が良ければチリモンとしてお目にかかれるかも?
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