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2010.09.01
撤収!特別展
さて、今日は特別展の会場撤収でした。
展示物は、昨日の夜中までかかって小原学芸員が撤収済み。
あとは展示ケースやその他諸々の撤収です。
展示ケースを倉庫に持っていくのですが、さすがにこれは人手が必要。
学芸課総出でがんばりました。
倉庫に収め、ブルーシートを掛けて来年の特別展までお休みいただきます。
午前中であらかたケースは片付き、午後には三重県立博物館からトバリュウの化石の撤収のため学芸員さんが来られました。
ケースが外され、生で見る巨大な大腿骨はやはり迫力が違います。
眼福眼福。
明日には壁面の造作も撤去され、いつものレクチャールームに戻ります。
覚え書き
チョウセンイタチDOR昨日拾得。冷凍。
資料デジタル化開始。
展示物は、昨日の夜中までかかって小原学芸員が撤収済み。
あとは展示ケースやその他諸々の撤収です。
展示ケースを倉庫に持っていくのですが、さすがにこれは人手が必要。
学芸課総出でがんばりました。
倉庫に収め、ブルーシートを掛けて来年の特別展までお休みいただきます。
午前中であらかたケースは片付き、午後には三重県立博物館からトバリュウの化石の撤収のため学芸員さんが来られました。
ケースが外され、生で見る巨大な大腿骨はやはり迫力が違います。
眼福眼福。
明日には壁面の造作も撤去され、いつものレクチャールームに戻ります。
覚え書き
チョウセンイタチDOR昨日拾得。冷凍。
資料デジタル化開始。
2010.08.31
特別展終了
一ヶ月と少しの特別展の期間もあっという間に終了。
今日が最終日となりました。
5時の閉館と同時に撤収が始まり、パネルや化石の後片付けが行われています。

これから全国に借用標本の返却行脚が始まります。
私は四国方面にお手伝いに行く予定になっています。
期間中、大変沢山のご来館、ありがとうございます。
明日から通常の日々が始まります。
ついこの前、借用に回っていたと思っていたのですが・・・・
8月は一瞬で過ぎていきました。
今日が最終日となりました。
5時の閉館と同時に撤収が始まり、パネルや化石の後片付けが行われています。

これから全国に借用標本の返却行脚が始まります。
私は四国方面にお手伝いに行く予定になっています。
期間中、大変沢山のご来館、ありがとうございます。
明日から通常の日々が始まります。
ついこの前、借用に回っていたと思っていたのですが・・・・
8月は一瞬で過ぎていきました。
2010.07.22
特別展解説書発行!
ちょっと所用で実家の鳥取に帰りがてら、鳥取県立博物館で行われているシーラカンス展を見てきました。
巨大なシーラカンスの模型や大量の実物標本など見応え満点でした!
鳥取にお出かけの際はぜひお出かけください!
HP:鳥取県立博物館
さて、本題です。
現在開催中の特別展の展示解説書が発行されています。
オールカラーで情報満載!
なんと300円!とリーズナブルな価格!
貴重な国産の白亜紀前期の化石が満載の13ページ。
ぜひ手に取ってみてください!
遠方の方には、通信販売もいたします。
詳しくはホームページにて!
表紙

表紙は、もちろん和歌山で発見された最初の恐竜化石!
サンプルページ

チラシやHPでもおなじみ!白亜紀前期の和歌山想像図。
サンプルページ

アンモナイト、甲殻類、貝類、恐竜、翼竜などのカラー写真と説明満載!
見本は玄関ホールと特別展会場に設置しています。
ぜひご覧ください!
巨大なシーラカンスの模型や大量の実物標本など見応え満点でした!
鳥取にお出かけの際はぜひお出かけください!
HP:鳥取県立博物館
さて、本題です。
現在開催中の特別展の展示解説書が発行されています。
オールカラーで情報満載!
なんと300円!とリーズナブルな価格!
貴重な国産の白亜紀前期の化石が満載の13ページ。
ぜひ手に取ってみてください!
遠方の方には、通信販売もいたします。
詳しくはホームページにて!
表紙

表紙は、もちろん和歌山で発見された最初の恐竜化石!
サンプルページ

チラシやHPでもおなじみ!白亜紀前期の和歌山想像図。
サンプルページ

アンモナイト、甲殻類、貝類、恐竜、翼竜などのカラー写真と説明満載!
見本は玄関ホールと特別展会場に設置しています。
ぜひご覧ください!
2010.07.14
新発見!滄竜の指の骨
さて、7月も14日。博多では祇園山笠がいよいよ明日フィナーレの追山。
京都では祇園祭の山鉾巡行が近づいております。
何が言いたいかというと今日は宿直で、明日朝の追山は1人BSの中継を見るしかないと言うこと・・・
ではなく、夏が近づいて来たと言うことです。
夏と言えば、特別展です。
全国各地で様々な展示がこの土曜日から始まります。
いろんな博物館で尻に火がつき、ギリギリのタイムスケジュールで開催寸前までよりよい展示を作ろう!展示準備に追われている様子が目に浮かびます。
え?ウチだけ?
ということで、現在も担当者は化石を陳列する作業に追われています。
そこはかとなく、楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか?いや、きっと時間に追われつつも楽しんでる!
私は今回は、援護に回ります。
さて本題です。
特別展の1つの目玉、滄竜(モササウルス類)の化石ですが、昨年記者発表したものの続きと思われる指の骨が見つかりました。
復元想像図はこんな感じ。

滄竜とは、白亜紀の海の支配者。巨大な海に住むトカゲの仲間です。
恐竜ではなく滄竜(そうりゅう)、と呼ばれています。
どーん!っとでっかいこの化石。

実物はかなりの迫力!
後ろ足の指の骨がこんなにつながって見つかるのは、国内では初めてのようです。
鼓のような骨が10個見えます。
三列に並んでおり、指三本分の骨が連結したまま保存されています。

今回見つかったのは、こんな感じの部位です。
まだまだ、他の化石も発見されるかも!?
新発見の化石も含め、滄竜の化石は17日からの特別展で期間限定展示されます。
詳しくは自然博物館ホームページhttp://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/にて!
来年の特別展は私の担当。
来年の追山もテレビで見るだけなりそうです。
京都では祇園祭の山鉾巡行が近づいております。
何が言いたいかというと今日は宿直で、明日朝の追山は1人BSの中継を見るしかないと言うこと・・・
ではなく、夏が近づいて来たと言うことです。
夏と言えば、特別展です。
全国各地で様々な展示がこの土曜日から始まります。
いろんな博物館で
え?ウチだけ?
ということで、現在も担当者は化石を陳列する作業に追われています。
そこはかとなく、楽しそうに見えるのは気のせいでしょうか?いや、きっと時間に追われつつも楽しんでる!
私は今回は、援護に回ります。
さて本題です。
特別展の1つの目玉、滄竜(モササウルス類)の化石ですが、昨年記者発表したものの続きと思われる指の骨が見つかりました。
復元想像図はこんな感じ。

滄竜とは、白亜紀の海の支配者。巨大な海に住むトカゲの仲間です。
恐竜ではなく滄竜(そうりゅう)、と呼ばれています。
どーん!っとでっかいこの化石。

実物はかなりの迫力!
後ろ足の指の骨がこんなにつながって見つかるのは、国内では初めてのようです。
鼓のような骨が10個見えます。
三列に並んでおり、指三本分の骨が連結したまま保存されています。

今回見つかったのは、こんな感じの部位です。
まだまだ、他の化石も発見されるかも!?
新発見の化石も含め、滄竜の化石は17日からの特別展で期間限定展示されます。
詳しくは自然博物館ホームページhttp://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/にて!
来年の特別展は私の担当。
来年の追山もテレビで見るだけなりそうです。
2010.07.13
モササウルスの木骨(もっこつ)
木骨(もっこつ)ってご存じですか?
主に幕末、医師が医学の研鑽のため本物の人骨そっくりに作らせた木製の骨のことです。
各大学や博物館などに収蔵され、貴重な資料としてだけでなく、芸術的価値も併せ持つものです。
私も、科博の奥田木骨を見た事がありますが、技術の巧みさ、正確さにほれぼれしたものです。
以下参考HP
各務木骨(東京大学:医学資料のHPにつき閲覧注意)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/DM_CD/JOSETSU/IGAKU/HOME.HTM
星野木骨(広島大学)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/med/facility-02/p_bf7463.html
奥田木骨(国立科学博物館:学研のHP)
http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/05/haiken1.html
なぜそんな話をしたかと言うと、今回の特別展で木骨が出品されるのです。
ただし、人間の骨ではなくモササウルスの1mをこえる全身木骨です。

和歌山で発見されたモササウルス類の展示に際し、制作者の方からご寄贈いただきました。

全体の作りもさることながら、歯には象牙を用いるなど、細部にもこだわってあります。
なんでも、国内外の専門家と協議して製作されたとか・・・
まさに、現代の木骨といえるものでしょう!
工作好きの私としては、ぜひ作ってみたい!と思うのですが、技術も時間もありません。
今回の特別展、目玉は沢山あるのですが、この木骨も大きな見どころになるのは間違いなし!
匠の技をぜひご覧ください!!
主に幕末、医師が医学の研鑽のため本物の人骨そっくりに作らせた木製の骨のことです。
各大学や博物館などに収蔵され、貴重な資料としてだけでなく、芸術的価値も併せ持つものです。
私も、科博の奥田木骨を見た事がありますが、技術の巧みさ、正確さにほれぼれしたものです。
以下参考HP
各務木骨(東京大学:医学資料のHPにつき閲覧注意)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/DM_CD/JOSETSU/IGAKU/HOME.HTM
星野木骨(広島大学)
http://www.hiroshima-u.ac.jp/med/facility-02/p_bf7463.html
奥田木骨(国立科学博物館:学研のHP)
http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/05/haiken1.html
なぜそんな話をしたかと言うと、今回の特別展で木骨が出品されるのです。
ただし、人間の骨ではなくモササウルスの1mをこえる全身木骨です。

和歌山で発見されたモササウルス類の展示に際し、制作者の方からご寄贈いただきました。

全体の作りもさることながら、歯には象牙を用いるなど、細部にもこだわってあります。
なんでも、国内外の専門家と協議して製作されたとか・・・
まさに、現代の木骨といえるものでしょう!
工作好きの私としては、ぜひ作ってみたい!と思うのですが、技術も時間もありません。
今回の特別展、目玉は沢山あるのですが、この木骨も大きな見どころになるのは間違いなし!
匠の技をぜひご覧ください!!
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